理想とする化粧品を求めて「原料にはこれとこれを使って」「こういう成分は一切入れずにつくりたい」ピアベルピア化粧品の創作者・高橋八重子のその要望を、当時の化粧品製造会社に依頼しても、なかなか通るものではありませんでした。
たとえば水おしろい(カラー)は、しばらく置いておくと色味の成分と液が分離します。なるべく肌への負担を少なくしたいと考えるからこそ、ピアベルピアでは分離しないための成分を添加したくありません。ご使用前に振っていただければ成分はきちんと混ざります。この選択がベストなのです。
こんな考え方に化粧品製造会社は、「分離するような商品はつくれない」と立ちはだかりました。