睡眠不足や疲れ以外に身体の冷えなどでも血行が悪くなるため、肌がくすんできます。また、極端なダイエット、喫煙、ストレスなども影響を与えるので気をつけましょう。

正常なターンオーバー（肌の生まれ変わり）が維持されないと、古い角質が皮膚表面にとどまったままになるので、肌の透明感や艶やかさがなくなります。毎日のスキンケアで、ターンオーバーを正常に保つことが大切です。

紫外線・摩擦・炎症などの刺激を肌に長期間受けていると、メラニンが作られ続けます。また、肌のターンオーバーも乱れてきますので、メラニン色素の排出がスムーズに行われなくなり、肌色のトーンが暗くなります。首と顔の色が極端に違う場合は、このような刺激に気をつけてみましょう。

まずは、血行不良の原因になりやすい睡眠不足・疲労・喫煙・ストレスなどの解消に努めましょう。睡眠については、美肌のためのゴールデンタイムと言われる２２時から夜中の２時までの時間帯に、ぐっすり熟睡できていると良いですね。
入浴や運動などで、全身の血行をよくすることも効果的です。

熱めのお湯にタオルをつけて軽く絞りましょう。冷やすための濡れ
タオルも用意しておきます。温かいタオルと冷たいタオルを交互に
２分間ずつ顔に当てていくことで、血行が促進されていきます。
汚れを落とした夜の洗顔後がおすすめです。

※蒸しタオルは火傷をしないよう、温度に注意してくださいね。

厚く重なってしまった角質を落とすためにピーリングを考える方も多いと思います。
ピーリングはお医者さまの指導・監視のもとで行いますが、同じ悩みを防ぐには施術後のケアが重要となります。
洗顔料選びや基礎化粧品での肌の整え方も、健康で明るい肌色をキープできるかの決め手となります。

皮膚表面は、弱酸性となっています。それは外部からの細菌の進入を肌表面で防ぐためです。その反面、役目を果たした古い肌表面の角質細胞（垢）も強固にくっついて、落ちにくい状態にあります。これがくすんで見えるのです。

弱アルカリ性の洗顔料は肌表面の角質を柔らかくして、役目を終えた古い角質細胞（垢）を優しく取り除き、正常なターンオーバーを維持するのに効果的です。

肌表面だけを潤わせるのではなく、角質層までしっかりと化粧水を浸透させます。一度に多量の化粧水を与えようとしても、なかなか浸透していきません。少量を手のひらに取り、両手をさっとこすり合わせて、化粧水を手のひら全体に広げてください。

その後、顔を包み込むようにして、優しく押さえ付けしましょう。
1回ごとに化粧水を肌に浸透させるよう、意識をすることが
ポイントです。肌が柔らかく感じるまで繰り返し化粧水を与えたら、
時間をおかずに保湿まで行って潤いをキープ。
潤いのある滑らかな状態を保つことで、正常なターンオーバー
が維持できます。

メラニンと聞いて思い浮かぶのが紫外線。「紫外線予防は一年中する」ということはもう常識ですが、部屋の中にいるからといって、ＵＶケアを怠っていませんか？
生活紫外線と言われるＵＶＡ波は波長が長く、窓ガラスを通して部屋の中にも降り注いでいるのでご注意ください。

また、紫外線予防アイテムも肌に刺激となったり、かぶれ（炎症）の原因になることもあります。
フェースパウダーは汗に弱いという面はありますが、肌に刺激なく生活紫外線をカットできます。プラス、肌の透明感も演出してくれるので、気になるくすみもナチュラルにカバーしてくれます。

スキンケアをしているとき、つい手に力が入っていませんか？
長期間の物理的刺激は肌にダメージを与えます。
顔の皮膚が上下しないようなスキンケアが理想ですね。

一度鏡を見ながら、クレンジングの馴染ませ方や化粧水の
与え方など、一通りのチェックをしてみましょう。
気づかなかった自分の癖を発見できるかもしれません。